飯田歯科コラム
歯科コラム

小児にみられる虫歯について

2019年12月21日 (土)
治療を受ける小児
小児の虫歯は、母から伝播した虫歯の原因菌であるミュータンスレンサ球菌という
ものによって引き起こされる感染症です。
食生活がその発生に深く関わっています。

①プラークの形成
ミュータンスレンサ球菌は酵素によって砂糖から粘着性で水に溶けないグルカンという
ものを産生し、バイオフィルムを作って歯の面に強力に付着します。
(※バイオフィルムとは、微生物と微生物が産生した物質が集合したもののこと。
プラークもバイオフィルムでたり、1gあたり10という糞便と同じレベルの
細菌が含まれています。)口腔内にバイオフィルムが形成されるとき、
ほかの口腔細菌も巻き込まれ、菌の塊が形成されてしまいます。
このバイオフィルムがプラークと呼ばれているものです。

②酸の産生
プラーク内の細菌は、食物中の炭水化物を代謝して有機酸を産生します。
この有機酸がプラーク内に蓄積されるとエナメル質が脱灰され、
虫歯が発生してしまいます。

③ミュータンスレンサ球菌の感染と定着
歯が未萌出のときには検出されません。乳歯が萌出後から菌が定着を始め、
歯の本数が増えるにつれて菌の検出率が増加します。
3歳では約60%の小児にミュータンスレンサ球菌の定着が見られます。
歯の萌出直後では最も虫歯になりやすいので自宅でのケアが重要であり、
食生活も大事です。

医療法人  飯田歯科 

歯科衛生士   北川

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